2025年3月25日(米国時間)、WordPressの次期バージョン「WordPress 6.8」の最初のリリース候補(RC1)が公開されました。本記事では、RC1とは何か、どのようにテストできるのか、そして6.8に盛り込まれる注目ポイントについてわかりやすく解説します。
目次
WordPress 6.8 RC1とは
RC(Release Candidate)は、「製品版候補」とも呼ばれ、正式リリース前の最終的なテスト段階を意味します。大きな新機能の追加は完了しており、バグ修正や安定性の向上が主な目的です。
ベータ版の段階を終え、リリースされる製品に限りなく近い状態のものというイメージですね。
正式リリース日はいつ?
WordPress 6.8の正式リリースは、2025年4月15日(予定)となっています。開発チームはこの日に向けて、世界中の開発者からのテスト協力を呼びかけています。
テストの方法は4つあり
以下の4つの方法でRC1を試すことができます。
Beta Testerプラグインを使う
おそらく一般のユーザーの方にはこれば一番簡単な方法ではないでしょうか。
まず「WordPress Beta Tester」プラグインをインストールします。

続いてプラグインの設定を開きます。

そして以下の設定を選択して保存します。
- Channel: Bleeding edge
- Stream: Beta/RC Only

これでアップデートページにベータ版やRC版が表示されます。


ZIPファイルを手動でインストール
公式サイトからRC1のzipファイルをダウンロードして、テスト環境に導入しましょう。
WP-CLIでコマンド実行
以下のコマンドで即座にアップデートできます。
wp core update --version=6.8-RC1
開発者はこちらを好みますね。
WordPress Playgroundでブラウザテスト
開発環境不要!ブラウザ上でRC1を試せるWordPress Playgroundも用意されています。
WordPress 6.8の注目ポイント
WordPress 6.8では、次のようなエディター機能の改善やアクセシビリティの強化が注目されています。
- 新しいブロック機能の追加
- インターフェースの改善による操作性向上
- テンプレートエディターの拡張
- パフォーマンスと読み込み速度の最適化
開発者向けの技術的変更点も多数あるため、プラグインやテーマを開発している方は特に注意が必要です。
テストに参加してWordPressをより良くしよう
テストは開発者だけでなく、ユーザーの協力も大歓迎です。不具合の報告は、WordPress TracまたはGitHubにて受け付けています。
まとめ
WordPress 6.8は、さらなるユーザビリティ向上とパフォーマンス強化を目指す重要なアップデートです。RC1が公開された今こそ、開発者・運用者として積極的にテストに参加し、次期正式リリースの完成度向上に貢献しましょう。

